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(*´∀`)ノシ

今回は珍しく仕事のお話。

ご存知の通りミケネコは上海で仕事をしています。別に中国がめちゃくちゃ好きだからとか中国語ができるとかじゃなく、単に会社からの辞令があったから。ちょうどその時働いていた場所に飽きていたので、上司に言われるや否や二つ返事でOKしました(;´∀`)そんなこんなで既に3年以上も働いているわけですが、赴任当時から今に至るまで中国人がこれっぽっちも変わっていないのがこれです。

『品質問題の責任は全て仕入先に押し付ける』

この傾向は中国ローカル企業だけでなく欧米系にも見られます。台湾系は当然こと、もちろん日系も例外ではありません。ただし日系企業の場合、品質部門の長は日本人であることが多いので、いきなり「お前たちの製品のせいだ」とは言ってはきません。勘違いだったり、自分たちに要因があったら、会社の信用を落としかねないですから。要するに、こういうことを言って来るのは中国人だと言うことです。

最近ミケネコの会社であったことを例に挙げてみましょう(*´∀`)

ミケネコの会社はメーカー(製造業)で、ものづくりは日本でしています。ミケネコが働いている上海の会社は、実際には代表事務所(営業支援のみ)なので、他の会社が間に入って輸入、販売しています。その製品は中国に拠点を置くメーカーに売られ、そこで加工されたものがまたメーカーへ売られ、そこで組み立てられたものがエンドユーザーに納品され、そこで合格になったものが市場に出回ります。言うなればミケネコ会社は川上中の川上産業です。

ミケネコの会社 → 輸入会社 → 加工メーカーA社 → 組み立てメーカーB社 → エンドユーザー  → 市場

今回、問題は組み立てをやっているB社で起きました。クレームは変色(錆のようなもの)。組み立ての一連の工程で突然変色が発生し始めたというものです。変色自体はこの時期じゃよくある話で、別に驚くことでも何でもなく「ああ、またか」という感じ(;´∀`)最初の連絡があった時も「ふーん」くらいにしか思っていませんでした。なぜならB社がクレームの調査を求めるのは仕入先のA社で、それを飛び越えて依頼されることはないからです。

しかし、A社も米国系とはいえほとんどが中国人。購買部門も品質部門も中国人で占められているそのA社が、急にミケネコに文句を言ってきました。今回の問題についてお前らの製品に原因があるから調べろ、と。ミケネコからすると「はぁ?」という感じ。「じゃあそっちは何か調べたの?」と問い合わせると、信じられないことに何一つ調べていない。何も調べていないのにこっちのせいにしてくる。唯一、調査したというのが「今までどおりの加工方法で加工してテストしたら変色しなかった」と、これだけ。さすがにミケネコも怒りました。「そんなのは小学生でもできる」と。

しかもA社が要求してくるテストは、こちらが保証していないものばかりで、調査するにしても相当なお金が掛かります。そこで、お金を払ってくれるのであれば調査してもいいと言うと、当然窓口の人間にはそんな権限はなし。ただただ黙るだけ。そして埒が明かないとみるや「お前らは私たちのために何もしてくれないのか?それなら製品代は払わない」とのたまいます(#`Д´)

中国では依然としてモノを買う立場の人間が偉いとみる風潮があり、お金がないから払わないならともかく、払わないことが美徳とされているので別に珍しいことじゃありません。ちなみにこの傾向は台湾系が一番酷いです(;´Д`)

さて、今回のやり取りで、明らかに自分たちのミスをこちらに押し付けようとしているのが分かると思います。あまりにも調査しろとしつこいので、「こっちが調査したデータをもってB社に説明するつもりか?」と訊くと「そうだ」とのこと。で、日本語から中国語訳は輸入会社にやらせるんだそう。もうバカかアホじゃないかと思います。 

それでもミケネコがうんと言わないので、痺れを切らした相手が会社に来いと要求。でも無視しました(笑)説明してもどうせ理解できないですから。いや、むしろ訪問したら「お前の会社のせいだ」とか「調査しろ」と言われるのは分かっているので行きませんでした(*´∀`)まずはお前んとこで調べろっつうの( ゚Д゚)、ここまでが先々週の話。んで、先週1週間で何か進展したのかというと、何も知りません;`;:゙;`(;゚;ж;゚; )ブ

相手方はミケネコに対して相当な悪い印象を持ったでしょうが、そんなもん勝手にしろという感じです。そんな印象のために「はいはい」と言うことを聞くと思ったら大間違い。今や売る方も買う方も立場はフィフティーフィフティーだと説教したい。いや、最終的にはモノを売る方が強いんだと教えてやりたいです。俺らがお前らにモノを供給しなかったら、お前んとこがお客に対して大損害を与えるんだぞ、と。

もちろんそんなことを理解できる日が来るのは、まだまだ先の話だということは間違いありません。

※実際のやり取りには輸入会社が噛んでいます。
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2000/02/02
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